黒い二、三十のこぼれ話 その参

今回(に限らず、たぶん次回も)こだわったのは衣装です。
ギャラリー公演なので、手先、足元まで見えますし、少しでも世界観にそぐわないものがあると、お客様は冷めてしまいます(私は冷めます)
なので、役者で客演する際も、できる限り、普段の自分を想像させるものは排除したいので衣装は買いそろえるようにしています。
舞台のシュピーレン大公国は、未来の神聖ローマ帝国(ドイツの前身)をイメージして書かれています。 そのため、女性の衣装はディアンドルと呼ばれるドイツの民族衣装にしました。
大公側は戦時中ということで、少し軍人らしい衣装になっています。
パノプティコンは、人種が入り乱れているイメージでしたので、榎本さんにご協力いただき、トンチントンはアジアンテイストにしました。 ステッティンは山森さんにお任せしたところ、チャイナドレスを持ってきていただき、愉快なキャラクターができました(笑)
お客様からも衣装にお褒めの言葉をいただけたので、嬉しく思っております。