interview vol.2

今回はNe’yanka初出演となる吉岡そんれいさんと、石塚義髙さんのインタビューをお届けします。台湾映画「セデック・バレ」(ウェイ・ダーシェン監督)で共演したことをきっかけに、プライベートでも仲良しになったというお二人に、「ペストと交霊術」の稽古の様子や見どころを伺いました。

―では、最初に「ペストと交霊術」の脚本を読んだ感想をお願いします。

 

石塚 僕は・・・

 

吉岡 僕は・・・(わざとかぶせてくる、吉岡さん)

石塚 おい!(笑)僕はNe’yankaが主催する本読み大会(遠藤良太の作品を初見で俳優に読んでもらう会)に参加していて、そのときに読んだのが改稿前の「ペストと交霊術」だったので、オファーされるより前に読んでいるんだけど、初見で読み合わせをやるから、理解が追いつかないままやっていたのもあって、そのときは情景が思い浮かべにくかった。でも、(脚本に出てくる)言葉が印象的だったな。「これ書いた人面白いなぁ」って思ったのが最初の印象かな。どんな人なんだろうって作家さんに興味がわいた。

 だいたい本読むときって、なんとなく自分のなかでイメージして、こんな感じ、こんな感じって思い浮かべてるんだけど、オファーされて改めて脚本を読んだときも、最初は外国が舞台の設定だからイメージするのが難しかったし、役名も日本人と違って覚えにくいから、この役って男だっけ?女だっけ?みたいになりましたけどね。

吉岡 僕は今、塚ちゃん(石塚)が言ったことと、寸分たがわず一緒ですね(笑)

 あと、僕は初めてこれを読んだとき、会話ばっかりだなって思って。でも会話のテンポがよくて、すごく面白いなぁって感じて。

 塚ちゃんが言うように、海外が舞台で、登場人物が外国人で、言葉遣いも海外戯曲っぽいから、僕も海外の古典戯曲を読んでいるかのように感じちゃった。専門家とか、いっぱい本を読んでいる人は、海外戯曲との違いを感じるかもしれないけど、あまり海外戯曲を読んでいない人からすると、この本っていつ書かれたのかなって思っちゃう。現代の日本人で、同世代の人が書いたなんて思えなかった。

石塚 そこがびっくりするよね。あと初演版は10年以上前に書かれているのに、色あせないというとおかしいけど、今でも全然通じるし、たぶん、どの時代でも読めるんじゃないかな。

―ご自分の役については、いかがですか?

石塚 俺の印象は「これか?!」(笑)俺、ガイヤルドがやりたかったわ。ガイヤルドはそんれいちゃん(吉岡)を想定しているって聞いて、「じゃ、いいです」って思ったけど。

 自分が演じるヴォルタって役は、読み込んでいくうちに、これは面白い役だなって思えた。物語を理解していくにつれて、舞台上での居方についても選択肢が広がってきていて・・・。これはみんなと合わせていく中で探していくのがいいのかなって思っているけど。

吉岡 僕の役のガイヤルドは、すげぇしゃべるなって(笑)僕はおしゃべりじゃないから、こんなにしゃべるか?って思った。沢山しゃべったり、口数が多いところは自分とは全然違う。中身は似た部分はあるかもしれないけど、口数では別人だね。

石塚 役の中身はねぇ、あるなぁ、僕の中にある部分だなぁと思う。全然違う人だなとは思わない。

 

吉岡 なんの芝居でもさ、自分がやる役って、自分と似た部分を感じない?

 

石塚 似たところを探したりはするけどね。どこが自分と似てて、どこが違うのか、違っている部分をどう埋めるかって作業はする。まったく自分と違う役をやるのも楽しいけどね。

―稽古が進んでいますけど、ほかのカンパニーとのやり方とか演出の違いはありますか?

 

石塚 俺はね、(両角)葉ちゃんの演出を受けるのは初めてなんだけど、すごく頼もしいな、って思っています。これは本当に。やっぱり遠藤(良太)さんの本が好きでやるだけあって、読み込みがちゃんとしているなぁと思って、いろいろ気づかさせてもらったり、こういうふうに見せたいんだなっていうのがわかりやすいので。

 口数が多いなぁとは思う(笑)ただ、いろんな言葉で言ってくれるので、そのなかで、こっちがわかりやすい言葉を拾っていけばいいから、俺はやりやすいです。

 

吉岡 準備がすごいなって思う。小道具にしろ、衣装にしろ、あと調べものとか、その準備がすごい。勉強家だなって思う。

 

石塚 いっぱい勉強したり、脚本を直してもらったりとかしていっても、やっぱりやっていくといろいろ疑問が出てくるんだよね。これは、役者がそれぞれ自分の役を演じようとするから出てくるんだなぁと思って。それが面白い。

 我々は二人で一緒のシーンが多いけど、出ていないシーンも稽古は進んでいるわけじゃない?そこがどうなっているか楽しみだよね。

―一言でいうと「ペストと交霊術」ってどんな話ですか?

 

石塚 いろんな愛ゆえの茶番だなって思う。いろんな愛があるけど、茶番感がある。茶番っていうのはいい意味で。面白いことになるなって。

 

吉岡 ・・・海外古典戯曲にちょっとオカルトっぽい要素がある面白さ。

石塚 面白そうか?それ?(笑)

吉岡 僕は個人的にオカルト系が好きだから(笑)

 あと、皆さん、遅刻ギリギリで来ないように!オンタイムで始まるから!

 

石塚 そうだね、外国だっていう設定や世界観があるから、途中から見ちゃうととっつきにくいかと。でも期待して観に来てもらっていいと思います。役者もみんな面白いし。

 

吉岡 面白いよ!本が面白い。

 

石塚 この面白い本をもっと面白く伝えられるかっていうプレッシャーはあるけどね。でも、そこも楽しみにして来てください!!

最後に「かっこつけてください」といって撮らせてもらったのが下の写真です。笑

稽古もヒートアップ。これからどんどん面白くなっていきますので、お楽しみに!!