

黒い二、三十のこぼれ話 その参
今回(に限らず、たぶん次回も)こだわったのは衣装です。 ギャラリー公演なので、手先、足元まで見えますし、少しでも世界観にそぐわないものがあると、お客様は冷めてしまいます(私は冷めます) なので、役者で客演する際も、できる限り、普段の自分を想像させるものは排除したいので衣装...


黒い二、三十のこぼれ話 その弐
舞台は白、黒、青を基調にしています。チラシも同様の色を使用してもらいました。 この3つの色が私の考える「黒い二、三十人の女」のテーマカラーです。 舞台装置は、テーブル、椅子、いくつかの動物モチーフだけのシンプルなもの。 これだけの装置で、城、国境の村の家、牢獄、山道をいかに...


黒い二、三十のこぼれ話 その壱
今回の作品を作るにあたり、一番苦労したのはキャスティングです。 「演出の8割はキャスティングで決まる」と言われるくらい、キャスティングは大事です。 すでに本もあるので「当て役」といった方法はできませんし、自分の作りたい世界のために妥協もできません。...


公国の消失。
Ne'yanka旗揚げ公演「黒い二、三十人の女」無事に終演いたしました。 まずはご来場いただいたお客様に感謝を! 300人近いお客様と一緒に同じ世界を見ることができたのは、本当に幸せな時間でした。 1カ月の短い稽古期間でありながら、とても濃密で何年間もかけて作った世界のよう...


ベランダから。
今回の稽古場は部屋が二つ使えるので、広い部屋で稽古、隣の少し小さい部屋は自主稽古場となっています。 二つの部屋はベランダでつながっているので、隣の部屋から移動してきた人が窓から入ってきたりして、ちょっと面白いんです。 なので、こっそり、自主練の様子をベランダからパチリ。...


ちらっと。
the 8th galleryにて通し稽古を行いました。 CLASKAの大槻さんが初のお客さんとなりました。 (写真も大槻さん撮影) 人に見ていただくと緊張しますね。 つい、チラチラ顔色をうかがっていたかも・・・ だいぶ私はギャラリーに馴染んできて、最初は広く感じていたスペ...


エピグラフ
「黒い二、三十人の女」の脚本は各場にエピグラフがついています。 このエピグラフがシーンを作るときに参考になるので、お気に入り。 twitterでも公開しています。 私が一番好きなエピグラフは、「高い志にもかかわらず、自分でも嫌っている殺戮と惨禍を引き起こすのは、いつでもこう...


The 8th Gallery へ
会場となるThe 8th Galleryでの稽古でした。 たまに芝居が場所にのまれてしまうこともありますが、この場所は芝居の力を広げてくれます。 屋上でごはんを食べたり、空が青からピンク、紺に代わっていくのを眺めながら芝居をしたり、気持ちのいい1日でした。...


稽古10日目
歌の稽古です。嘘です。備品フル活用の稽古場です。 私は場所の空気に左右されてしまうので、 落ち着かないところだと、混乱してしまいます(霊感ではない)。 その点、今回は自分のホームで稽古しているので、集中できるし、安心しきっている。...


稽古8日目
稽古も8日目となりました。日が経つのはあっという間。 この日は鏡張りの部屋での稽古です。 今回の「黒い二、三十人の女」には、「鏡」という意味の名前を持ったキャラクターも登場します。 ●●語に詳しくないと、なかなか気付けないと思うのですが、どの役にもちゃんと意味のある名前がつ...