

俳優にお願いしていること
演出家・主宰として俳優にお願いしていることは、ただ一つ。 「怪我や病気をしないこと」(あれ?二つになる?) 気を付けていてもしょうがないこともありますが、予防はちゃんと徹底するようにお願いしますし、 具合が悪ければ稽古場にはくるな、と口酸っぱく言います。 こちらとしては「代わりのいない仕事」として俳優さんにオファーをしています。 代役という手もありますが、どうしたって稽古場で積んできたことをやってもらうのは難しい。 その甲斐あってか、前回も今回も病気・怪我や体調不良で稽古を休む人はいませんでした。 もちろん本番も体調万全だったことと思います。 ただ、この健康優良の私だけが稽古初日にノロウィルスの可能性があるとして稽古を休んだ以外は・・・ 幸い、ノロではなかったらしく、一日寝たら元気になったのですが。 なんだろう、武者震いの類?それとも台詞を覚えていなかったことによるサボリ病? 役者でも、どんな仕事でも「健康」であるというのは基本中の基本ですよね、という話でした。 写真はクリスマスイヴのソワレ終わりのパーティの様子。シャンパン開けましたよ。


第3話 蜘蛛女のミス殺人事件
年をまたいでしまうと今更感がありますが、まだ1カ月も経っていないので・・・ 12月公演のこぼれ話を少し。 第3話「蜘蛛女のミス殺人事件」。 作家と「黒い二、三十人の女」公演後、横浜散策に出かけ、 その時にこじゃれたカフェで最初に新作として聞かされたのが、この話でした。 この時、三人の役人(公演では大臣)は、顔はなく(もしくは全員同じ顔)、 カフカが書く作品のようなイメージでした。 ところが、そこから私が要望をガンガン言っていったことにより(笑) 上演時には個性的な大臣たちのサスペンス風味な作品になりました。 司法大臣は「山村紅葉」のイメージ。 ただし、最初の影響も残っており、三人の大臣のいる国はチェコ(カフカはチェコ出身です)のイメージでしたし、 衣装も刺繍の入ったもの(チェコは刺繍の国。典礼大臣の衣装には刺繍があります)や、 チェコの民族衣装(近衛大臣)となっています。 ※ちなみにチェコは神聖ローマ帝国時代の「モラヴィア」 「黒い二、三十人の女」で、シュピーレン大公国のお隣にあたる大国として名前が登場しています。 この3話。エピローグとつながっ


迎春
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます! Ne'yankaは昨年立ち上げ、2回の公演を打つことができました。 これもひとえに、力を貸してくださった俳優、スタッフ、会場、お客様のおかげです。本当にありがとうございました! たくさんの素敵な出会いに支えられ、2本の作品を世に生み出すことができたこと。 とても素敵な2016年を過ごすことができました。 2本目の「死刑台の上のイヴと電気箱の偶然の出会い」については、 また改めてBlogにしたためてみようと思っておりますので、お楽しみに★ 2017年。今年はどんな出会いがあるのでしょう? 現在のところ、年内は1本の作品をお届けする予定となっております。 どうぞこれからもNe’yankaを宜しくお願いいたします!