About
Ne'yanka

About Ne'yanka
Ne'yanka(ネヤンカ)とは、俳優・両角葉(モロズミヨウ)と作家・遠藤良太の演劇ユニット。
「説明しにくい面白さ」を追求すべく、2015年秋に始動。東京を中心に活動している。
ファンタジックな設定の中に哲学的かつロジカルなテーマを盛り込んだ遠藤良太の戯曲をもとに、作品ごとに徹底した世界観を作り上げ、そこで生きる人々の姿を描く演出で、「上質な小説を読み終えたよう」な余韻のある作品を生み出している。
旗揚げ公演「黒い二、三十人の女」(全5ステージ)では約300名を動員。第3回公演となる「ペストと交霊術」では追加ステージ含めた全8ステージが公演1週間前に完売するなど、着実にファンを増やしている。
また遠藤作品以外を上演する「Ne'yanka LABO」を2020年から始動予定。

Photo by Megumi Hosaka
主宰・演出・俳優
両角 葉(モロズミ ヨウ)
1978年2月15日生まれ。横浜育ち。
小学校時代から演劇部に在籍。クラスの学芸会では「やまんば」役に大抜擢される(ギャルの先駆け)。
中学時代は演劇部部長として、熱量高めな青春を過ごす。このころ、スズナリの桟敷席デビュー。
高校も演劇部に入ろうと見学に行くが、「みんな下手」という理由から帰宅部に。毎日のように原宿やら渋谷やらに繰り出し、ファッションとバンドの追っかけにあけくれる。
大学で再び演劇部の門をたたくも、やはり「みんな下手」という理由で、幽霊部員として飲み会にだけ参加。にも関わらず、なぜか演劇部有志での卒業公演を主催し、演出と役者を務める。
大学卒業後、「もう芝居はいい」という理由で会社員になり、面接でも「もうやりません」と言った舌の根も乾かぬうちに、2000年、劇団志村に所属。制作手伝いであったが、なぜかバニーガールのコスプレで場内案内などを行う。某俳優の「葉ちゃんは声がいいから役者になったほうがいいよ」という言葉にその気になり、役者に転向。劇団志村退団後、フリーとなり、小劇場を中心に活動。満を持して、Ne'yankaを立ち上げる。
旗揚げ以降、Ne'yankaの全作品の演出を手がけている。
【主な出演作】
Ne'yankaの全作品
2018年
3月 コベントガーデンクラブ 「ご相席~オールスターズ」
2月 南青山MANDALA 岸田國士を読む。冬 「モノロオグ」「顔」 演出:神品正子
2017年
10月 コベントガーデンクラブ「ご相席~長月」
2015年
11月 ボクキエダモノ 「Soifo」
9月 こねじ 「傘を返しに/遡上」
2014年
12月 カミナリフラッシュバックス、とまの。「自己中カルテット」
10月 或る夜の出来事 「ペチュニア・ランデブー」
4月 ボクキエダモノ 「エ☆パー三姉妹」
2013年
5月 こねじ「奥村さんのお茄子」
2012年
7月 MU 「MY SWEET BOOTLEG」
ロロ、時間堂、Studio Saltなど、ほか多数。
作家
遠藤 良太(エンドウ リョウタ)
1974年、東京都文京区生まれ。
早稲田大学在学中の1997年、友人と劇団「SPEAKER370」を立ち上げ脚本を執筆。同劇団で『トレハナ』(1977)、『コントローラー370 』(1997)、『チーズ・バーガーズ』(1998)、『MILANDA』(1999)、『ボーイング370』(2000,2001)、『F.L.O.O.D. 』(2002)などを上演。
その後、劇団「cube united works」で『★BINGO』(2003)、『BOEING』(2003)、劇団「ウィルソン一家」で『ミランダ あるいは、マイ・ランド』(2007)などを上演。他劇団への提供作に『ラ・ヴァルス』(2001)、『イヴの入る箱』(2005)など。
2016年、演劇ユニット「Ne'yanka」の座付き作家として、『黒い二、三十人の女』(2000初演、2016)、『死刑台の上のイヴと電気箱の偶然の出会い』(2016)などを上演。
平行して作曲活動も行っており、演劇に関係する委嘱作としては、劇伴音楽《Music for RABA》(1996)、パフォーマンス作品《Sa/lomé》(1996)、《Phaëthon》(1998)、朗読劇の劇伴《苦海浄土》(2002)、朗読と合唱のための《放浪記》(2003)などを作曲している。現在、自作の演劇作品『黒い二、三十人の女』のミュージカル化のため作曲活動を続けている。